インターネットの可能性を信じる全ての人へ
インターネットが誕生して、早十年、加速度的な速さで、我われのライフスタイルやビジネスが変化してきました。またインターネットの持つ性格が、明らかになった十年ということもできるかもしれません。もともと、機動性を持つ中小企業や個人に大きな力を与えると思われていたインターネットを、大企業が寡占化している現実も見えてきています。弱者を救う大きな意味を持つと思われたインターネットは、すでに変容してしまったのでしょうか?確かに、新規参入が厳しくなってしまったのは事実でしょう。しかし逆に考えると、今までが恵まれすぎた環境であっただけで、今後は通常の社会と同じようなビジネス環境になったということもできるでしょう。
私は、インターネットには、公共性・公開性・公平性という他のメディアが持ち得ない大きな力を持った存在だと思っています。Web2.0と総称される新しいあり方は、そんな側面が顕在化してきたと言えるのではないでしょうか?そのような側面は、個々の人々を今までの一方向的な状況から、双方向的な状況へと変化させ、見えなかった鎖から解き放ってくれるものと信じます。
当会は、Eコマース業界において、道なき未来を導き出すために「集合知」といわれる皆の英知を集め、多くの会員を成功へと導けてきたものと思います。知恵を持つ者が、惜しみなく人に情報を与えることで、更なる情報の高みを引き出すという、ある意味、会自体が最もインターネット的な在り方をしていたのではないかと自負することもできましょう。しかし同時に、我われは過去の成功体験を捨て去る必要もあります、過去の成功体験だけで、今後も成功できるほど、この業界が甘くないことも事実だからです。今までの成功体験を基に、来るべき未来の新しい考えを、更に会員内で醸成し続けていく必要があると思っています。
これからの十年、各店舗それぞれがEコマースがどうあるべきか、商売としてどうあるべきかと頭を悩ませ続けましょう。考えて考えて、頭の中が真っ白になるまで悩み続ける、自ら考える力を身につければ、これからのどのような変化も恐れるに足らないものとなるでしょう。また我われの存在が大きくなるにつれ、社会的な責任も大きなものとなってきています。現在のようなシームレス化した時代に、ただ利益を上げ続ければいいという考え方が通用する筈もありません。各店舗が社会的な責任を持つべきことも時代の要請だと思われます。一店舗一店舗の力は、小さくとも重なりあうことで、我われは、社会に対して大きな意味を持つ存在へとなるべきなのです。我われには、必ずそれができると信じています。
最後に、会の創立以来、発展のために、様々な努力をされてきた方々に改めて感謝の意を表したいと思います。日々、献身的な様々な情報を発信し続けてきた方々の存在が、当会最大の財産であり、インターネットというデジタルの世界を通じて、知り合った者同士が、ここまでの関係を築き上げられたこと自体を奇跡のように思えます。
投稿者 office : 2007年08月22日 19:43
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